読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

今日も日曜日

毎日日曜だったらいいな。今日も日曜の気分で綴ります。

イギリス人の移住願望

最近、BBCのiplayerを使って英語の勉強をしています。このiplayerはBBCの多くの番組がいつでも見れる上に、英語の字幕を表示させることもできるためおすすめです。ただし、残念ながら、iplayerの視聴はイギリス国内からのみに制限されているため、日本からは利用できないみたいです。vpnなどを使えば日本からでも見ることもできるようだけど、色々と制限があるようなので注意してくださいね。

 
さて、今日、お話したいのはそんなiplayerを使って見た「Wanted Down Under」という番組について。この番組は、オーストラリアへの移住を考えているイギリス人家族が、一週間オーストラリアに滞在し、実際に予算の範囲内で住める家を見に行ったり、移住した場合に就ける仕事について話を聞いたり、現地の生活を体験したりして、その結果、オーストラリアへの移住を決断するのか、はたまた、あきらめてしまうのかを追いかけるドキュメンタリー番組です。
http://www.australiantimes.co.uk/wp-content/uploads/2015/03/living-in-Australia-or-Britain-United-Kingdom-shutterstock_216791314.jpg
 (www.australiantimes.co.ukより引用)
 
この番組に出てくるイギリス人家族は、基本的にオーストラリアに行けば今より豊かな生活ができる(または、その可能性が高い)と考えています。例えば、ある夫婦は、イギリスでは勤務時間が長すぎて子供と十分な時間を過ごせないので、オーストラリアに移住して、時間に余裕のある生活がしたいと話していました。また、別の夫婦は、オーストラリアには広大な土地があるので広い家に住めるし、温暖な気候とともに豊かな自然があるので、余暇には様々なアクティビティを楽しむことができると話しています。
 
実際にオーストラリアに滞在して、彼らが家を探すと、イギリスで彼らが住んでいる家とは比較にならないほどの大きくて豪華な家が予算の範囲内で見つかります。こう書くと、イギリスで彼らが住んでいる家が粗末なのではないかと思う方もいるかもしれませんが、そうではありません。彼らの家はイギリスではごく一般的な家か、それより少し上といった感じです。
 
また、この番組に出る夫婦は専門職(例えば、看護師、会計士、鉄道会社のエンジニアの管理職等)に就いている人が多いのですが、それ故か多くの場合、オーストラリアでそれなりの条件の仕事がすんなり見つかります。また、特に手に職系の人でなくても、イギリスでのキャリアに応じた転職が可能の様で、時にはイギリスで働くより多くのサラリーが提示されます。驚いたのが、イギリスで入国管理関係の仕事をする人が、オーストラリアで警察官に転職を検討している例もありました。若干サラリーは下がるようですが、外国で公務員に転職できるってすごいなーと思いました。
 
オーストラリアの気候については、言うまでもなく、長くて寒くて暗い冬があるイギリスからみたら天国でしょう。オーストラリアの紫外線の問題は深刻の様ですが、温暖な気候はそれにも負けない魅力のようです。多くのイギリス人家族は海岸沿いの都市に住むことを希望します。私はオーストラリアには行ったことはないのですが、私にとってオーストラリアは、美しい都市と海岸があるリゾート地のような印象ですが、これはイギリス人家族にも同じようです。
 
こうしたこともあり、現在、オーストラリアにはイギリス人が120万人住んでいるそうです。イギリス本国の人口が6,500万人であることを考えれば、多くのイギリス人がオーストラリアに夢を見て移住していることが分かります。
 
私はこの番組を見て驚きました。イギリス人にとってオーストラリアってそういう場所なんだーって。言い方は悪いかもしれませんが、イギリスの厳しい環境で生活するのに疲れた人が逃げ込むことができる(かもしれない)場所なんだと。もちろんすべてのイギリス人が逃げ込める場所ではないと思いますが、それなりに広く開いた門ではあるようです。
 
正直、私はうらやましく思います。日本人にとって、そういう場所ってちょっと思いつきません。同じような仕事をしながら、生活はグレードアップできる場所。もちろん、一部の特殊な技能がある人は別ですが、一般的な人にはちょっと考えられないですよね。しかも、彼らにとってのオーストラリアは言葉の問題もなく、加えて、コモンウェルス(英連邦王国。イギリス君主を元首と戴く国)の構成国であることもあり、文化的な障壁も小さいはずです。
 
私も含めて(今は運良く離脱できていますが)東京で消耗している日本人にとっては夢のような話です。イギリス人の祖先が太陽の沈まない国を作ったことの恩恵を、現在のイギリス人が享受しているものなので、やはり強者の遺産って時代が経っても大きいなって感じます。
 
 ただ、以下の記事によれば、オーストラリアの生活になじめずに毎年7,000人がイギリスに帰っているとのことです。地球の反対側だからそういう人もいるでしょうね。
 
 
でも、BBCって、テレビ番組でオーストラリアへの移住を煽るようなことをして、ニュースサイトでそれを否定するようなことして、なんだかどっちなのって感じです。
 
それではまた日曜に!