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今日も日曜日

毎日日曜だったらいいな。今日も日曜の気分で綴ります。

イギリスに日本人が長く住むということ

イギリス 社会 文化 海外

もうかれこれイギリスに一年弱住んでいますが、悲しいくらいにしか英語は上達しておらず、日常生活ですら困るときがあります。そんなとき(だけではないけど)、日本のことが懐かしくなり、日本食材を扱うお店や日本食レストランに行きたくなります。

 

http://yosushi.com/application/themes/yo_sushi/images/about/About%20Image%20Layers_0011_2004-international.jpg

(yo.sishi.com より引用。本文と関係ありませんが、more than sushi って…苦笑) 

 
幸いにもイギリスにはこうしたお店がポツポツあって、そこには日本人従業員もいます。そうすると、つい私は日本にいる感覚になり、「〇〇ありますか?」などと尋ねてしまうのですが、あっさり「ありません」などと冷たい対応をされてしまって、あーここはイギリスだったと思うことがあります。
 
先日、日本食レストランに行ったときも、日本人従業員に「注文お願いします」と言ったら、スルーされて、少し間を置いてから、他の従業員が注文を取りに来ることがありました。おそらく、この日本人従業員は私のテーブルの担当ではなかったので、担当の他の従業員を呼んでくれたんだと思います。でも、日本だったら、担当の従業員を呼びに行く前に、お前が注文したいのは分かったよ的な意味もこめて、「少々お待ちください」とか一言あるはずです。
 
こうした体験はイギリスに来てからちょくちょくあります。彼らの対応は、私が日本人ならこのくらいの対応だろうと考えるレベルを多くの場合下回ってしまいます。この原因は、おそらく日本人がイギリスに長く住むことで、イギリスのサービスレベルに慣れてしまうことにあるのではないかと考えています。人は良くも悪くも慣れてしまうものです。
 
日本のお店のサービスは本当にすごいなって思います。イギリスに来てからそれが本当によくわかります。イギリスの日本食材を扱うお店や日本食レストランに、日本レベルのサービスを求めているつもりはないが、ついついイギリスレベルのサービスをする(時には、イギリスレベルよりも更にひどい)日本人従業員に出会うとがっかりしてしまうのです。もちろんイギリスでもホスピタリティの高い日本人従業員に出会うこともあるので、みんながみんなそうではないとは思うんですけどね。
 
こうした日本人のイギリス化の例って他にもあります。
 
たまにイギリスの日本企業のサービスを利用するのですが、そこでも結構ながっかり感を味わいます。この企業のサービスは日本で利用したことがあるなーと思って利用しても、日本で受けたサービスとはかけ離れたイギリス化されたホスピタリティの低いサービスが提供されます。問い合わせの対応がイマイチだったり、ウェブページが素人が作ったように使いにくかったり、お願いしないと確認の伝票をくれなかったり。
 
たぶん、競争相手がイギリスの企業なので、ホスピタリティで勝負する必要がない(日本語で依頼できるだけで大きな強みだし。)から、この部分が自然にカットされているのだと思うし、それに加えて、日本企業の従業員もイギリスのサービスに慣れてしまっているのも大きいのではないかと思います。
  
また、私は暇なときに色んな人のブログをよく読むのですが、その中にはイギリスに住む日本人のブログもいくつかあります。ブログは往々にして、おいしかったものの話しが綴られることが多いですが、私はイギリスに長く住んでいる人のこの手の話は鵜呑みにできないと思っています。
 
彼らはイギリスに長く住んでいるので、色々な情報に通じており、彼らのブログには有益な情報がたくさん書かれているのだが、残念ながら、味覚に関してイギリスレベルに慣れて劣化しているようで、到底うまくないものでもおいしいと言って紹介している。
 
人間、郷に行けば郷に従えと言い、その土地土地に慣れることは大事なことであるが、慣れることで得るものがある反面、失うこともあるなと感じる今日この頃。
 
それではまた日曜に!